スミス都へ行く

すばらしき哉、人生」のフランク・キャプラ監督作品。「スミス都へ行く

最近知人と秘密裏に開催している「鎌倉B級映画祭」で鑑賞した作品。もちろん、この作品B級どころではありません。名作です。

集まった知人たちと、勇気を振り絞って普段決して一人では観るに耐えないだろうB級を観よう!という趣旨のもと開催されている映画祭ですが、色々B級映画の予告編を観ていたら、お腹いっぱいになってしまい、やはり良作を観ようという、なんとも企画倒れな映画祭だったりします。

今回も、B級観る勇気を振り絞れず、安易に名作に走りました。

さておき、「すばらしき哉、人生」での主演のジェームズ・ステュアート。この映画では青年?役です。といっても、突然大抜擢された上院議員の中ではという意味で、腐敗しまくっている政治やメディアの中で、純粋な心と勇気を持ち続け、腐った世界に戦いを挑むディズニー映画のような作品。

なんといっても、驚くのがこの作品、いまから70年前の作品だということ。

映画というのは、もうこの時代に完成されているんですね。むしろ洗練すらされている。映画への没入感というのは、「解像度」ではないんだということを改めて実感。

そして、政治とメディアの腐敗というテーマも残念ながら、70年たった今でも、全く変化してないことに愕然とします。

時代も国家も文化も飛び越えて、人の心に普遍的に飛び込んでくる映画のすごさ。いつの時代に観ても色あせない作品というのは、やはり本物です。

このまま政治腐敗とメディア腐敗が続いたとしたら、30年後でもこんな感想をもってしまうのだろうか? いや、こんな時代も昔はあったなぁと思い返せるような、新しい文化度の高い時代へステップアップしていて欲しいものです。

30年後に観直したい作品。