「ピーターの法則―創造的無能のすすめ」

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「ピーターの法則―創造的無能のすすめ」
藤原和博さんの著書に紹介されていた書籍。1970年に発行されたようで在庫なし。
創造的無能とは有能であるがゆえに、昇進を余儀なくされ自分の能力を発揮できないポジションに着く前に、意識的に「無能」を演じること。

原書を読んでいないので、藤原さんの書籍で紹介されていた事例だと、同僚と昼食に行かず、ひとりだけ弁当にするとか、あごひげの変なところを剃り残しておくと、「あいつは少し変わった奴だ、好きにようにさせてやれ」的になるのだそうだ。
アメリカ人チックでおかしい事例だけど、この「創造的」であることと「無能」というミスマッチな言葉が、逆説的で想像力をかきたててくれる。
自分の能力を発揮させるための、無能的演出。
周りを見回すと、これがうまい人と下手な人が確かに存在する。
かなり高度でぎりぎりな戦術だけに、この能力を使いこなせる人はやはり有能かもしれない。

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