3月11日。選択と集中を思い出す。

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人生がうまくいくコツは一つしかなくて、それは「腹を決める」ことだと思う。
今にして思えば、長くかけてできなかったことが、4年前のこの日を契機にまた、できるようになったのだと思う。

人は多くの選択肢に迷うだけで一生が終わってしまう。後悔したり、よりよい未来のために思案するだけの人生。

すべては、腹に決めてやってみることでしか、動かない。

そういえば、そんなことを教えてくれた友人がいたこを、ふと思い出した。

行動を移す喜び

18歳の時に出会ったその友人。高校では不登校気味だったらしく、よく彼の家に呼ばれて家族との食事に誘われた。
そんな風には一切見えなくて意外だった。
それどころか、彼と「こんなことして遊ぼうか?」と何気なく話をすると、その彼は紙とボールペンを取り出して、すぐ実行計画をたてて行動に移しはじめた。

始めは、ただ呆然として、彼にうかつに口に出すと、全部行動しなくてはならないのでは?と驚いたのをおぼえている。

でも、同時にそのスピード感と実行力がなによりも心地よくてワクワクする感覚に変わっていった。

アイデアを出すことはすごく楽しいけれど、それ以上にそのアイデアを形にすることはもっとエキサイティングだということ。

それから、彼にはそれまで温めていたアイデアをたくさん話して、彼と一緒にいた数ヶ月間、いろいろなことを実行に移した。

彼の家の前にある竹やぶを切って竹の中にお米を入れて炊いてみたり(笑)適当なゲームを作って遊んでみたり。人生の夏休みを取り戻しに行った、そんな時間だった気がする。

彼は、僕のアイデアを楽しそうに頷きながら、すでに目は企みを含んで先を描き始めている。僕はその企みに乗る気満々で、あえて話をしている。アイデアを現実に変える魔法のステッキを手に入れた気分だった。

今にして思えば、彼に出会ったことはとても大きな出来事だった。

それから、20数年。4年前の今日。信じられないような津波に飲み込まれる街をテレビで眺めながら、3階建の家にある満載の荷物を目前にして、ふと我に返った。

それまで、自分が何も取捨選択をせず、ただ、使わない荷物をストレスを発散するように物を買う日々。一歩間違えたら、よくテレビに出てくるゴミ屋敷の住人くらいだった。今だから言えるけど。

4年前の今日。

選択と集中。残された時間を生きるためには、悩む時間ではなく、選択し、行動する時間にあてようと心に決めた。

そして、断捨離して家財道具を処分。

とはいえ、この4年間で、また随分荷物も増えていた。
先週、またほとんどの荷物を処分したり、ミニクラに移動して、今は部屋をビジネスホテルような状態にまで減量。

もういちど、20年前の。そして4年前の日を思い出しながら、鉢巻を締めなおすように、身を軽くして出発しようと思う。

311という今日の日を一生忘れることはないと思う。

選択と集中。そして「腹に決めて行動する」という原則を思い出す日として、人生を歩み続けよう。