ウェブサイトに訪問してきている貴方は一体誰?

インターネットは概念ですが、専門用語をぼかして読むと、それがインターネットの話しなのか、現実の出来事なのかごっちゃになります。

たとえば、「サーバーの引っ越し」という話しは、サーバーという言葉をしらなければ、ほぼほぼ現実的な引っ越し話にも聞こえて来ます。

こうやって言葉遊び(アナロジー)で考えると、色々と哲学できて楽しいのです。

今日は「サーバーの引っ越し」というテーマから、深読みしてみたいと思います。

サーバーの引っ越し

さて、このsoanblogはwordpressという無料のブログシステムを月額500円のsakuraと呼ばれるレンタルサーバーに設置して運用しています。(2014年4月時点。->2017年時はxserverにて運用)

先日、そのサーバーが大幅にアップグレードされて本当に快適になりました。爆発的なアクセス数にならない限りコストパフォーマンスは高いです。

が、しかし、先月まではいつ引っ越ししようかと、引っ越し先を探していたり、荷物まとめていたりしました。それくらい、エラーが頻発しストレスがたまるサーバーだったのです。

しかもタイミング悪く、三月に年間の更新費用を払ってしまったのもあるので、なんとかサーバーのパフォーマンスをあげねばといくつか対策を施しました。

その一つが、スパイダー対策です。あまり用語説明せずに書きます。適当に想像しながら読んでみてください。

スパイダー対策

まず、どんなエラーでストレスがたまっていたか?というと、この原稿を書いて「さぁ、公開するぞ!」と「公開」ボタンを押すと、百発90中で「Internal Server Error」と呼ばれるエラーが出ました。昨年末くらいからは顕著です。

これ、例えるとどんなストレスか?というと、住んでいるマンションに芸能人が引っ越ししてきて、家の周りにマスコミやファンが押し掛けてきてしまい、普通に家に入るのが困難になてしまった感じでしょうか。

エレベーターで10階に行くのに、みんなが使っているので各階にとまりすぎて10分くらいかかるイメージです。たどりつくけど、面倒。みたいな。

で、何をするか?というと、サーバー(という賃貸マンション)に無用に訪ねてくる、マスコミ(スパイダー)をこないようにすること。

本当に訪ねて来てくれる友人は招き入れるけど、それ以外の人はお断り対策です。

検索エンジン(グーグルとかね)が、いまこのお家がどうなっているか? をスパイダーやクロウラーとよばれるロボットを派遣して調べにくるんですが、大手SECOMのような会社じゃなくて、他の国の変な人や空き巣狙いのような(スパム、ロボット)たちも同じようにやってきます。

そのロボット対策はサーバーにRobot.txtと呼ばれる、排除対象の訪問者リストを書いておくことろがあって、それを玄関においておくと、キャッチセールスがこなくなります。

でも、これも、現実と同じで、突破してくる悪質なものもいるんですね。なので完璧な対策はできません。

robots.txtの書き方と効果的な活用法
探すと、悪質なロボットリストがネットにあったりするので、それを記述します。

リアルタイムに監視してみる。

で、そんな人間ではない、ロボットがどれくらい来ているのか?インターフォンから観察するような仕掛けも設置します。wordpressにはそういうオプション(プラグイン)が沢山あって、そのうちの一つ、WordPress › WassUp Real Time Analytics « WordPress Pluginsを使いました。
WassUp

これを観ると、リアルタイムに訪問者が見えます。
じーっと扉の覗き穴から、観察していると、意外に人間以外が多く来ていることがわかります。
もちろん、このロボット。全部排除してしまうと、検索エンジンにひっかからなくなるので、そのあたりの見分け方も重要です。
Googleさんがやってきた。とか、amazonさんだ。とか。アクセス数の多くが人間以外だったりして、がっかりしてみたり。
でも、たまに人間。(まさに、いままさにこれ見ているあなた)がやってきて、どんな場所からどんな風に見て回って、何を検索しているか?なんかも分かって不思議です。

実在とはなにか?

でも、不思議な気分になります。ここから哲学が始まります。このブログを見ている貴方は一体だれなんだ? 僕の文章をここまで読んでいる貴方。ロボットとかスパムの君。何を読んでいるんだ?
そして僕は誰? いると思って読んでいると思うけど、ここまでの文章がもしかすると、最新の人工知能で作られた自動生成の文章だとしたら?
上のグラフだって怪しいです。
でも、僕(この文章)はシュレディンガーの猫のように、観察者の貴方が見て初めて存在するのであって、それまでは、0101010101のような情報どころか、誰も見に来なければ世界に存在しないのも一緒です。
僕らはいつも観察者のようであって、でも、僕らの実在を示すには、別の場所から観察されて成り立っている。観察や認識によって、存在されるならば、世界を作っているのは認識でしかないのではないか?

これってウパニシャッド哲学でいう梵我一如か?認識がすべて作り上げている?色即是空? このブログを私(アートマン)だとすれば、僕は概念であって、実在じゃない?
微細なエネルギーで伝達される0と1の情報がこんな画面を作り出して、僕らはコミュニケーションしているけど、それってなんだ?
YouTubeやセカンドライフのような非言語の情報の粒度がもっと高くなって、伝送速度があがったら、どうなるんだろう?
デジタルの時代を超えて0と1の間、量子ビット〜クアンタムが伝達される様になれば。。。世界はどんな風になるんだろう。

なんて、考えていると、(いま、オープンカフェで書いているんだけど)風に当たって空を見上げたくなる。世界は情報なのか?なんて。じゃあ、この感覚はなんだ?

なんて。

哲学の日

ちなみに実は今日、4月27日は「哲学の日」

ギリシアの哲学者、ソクラテスが 時の権力者から死刑宣告を受けて獄中で毒を飲んで死亡。妻は悪妻として有名(BC399)

引用元:今日は何の日?カレンダー

だそうです。2400年も前からみんな、あーだこうだ考えているんですね。

インターネットによって、どこでも暮らし、仕事ができるようになって、新しい経済が生まれ、暇な時間が増えていけば、きっと哲学が流行る。
インターネットを教本にして、バーチャルから本質的な人間を見つめ直す日が来る。そんな気がします。

目の前にやってきているスパイダーを眺めながら、妄想膨らませただけですが、こういうこと、あーでもない、こーでもないと考えたり、対話したり。そんな哲学する時間が好きな自分って。。

きっと、ソクラテスのように、悪妻(実際は、悪い妻というよりは、ソクラテスがあまりにも哲学しすぎて働かないので、悪態ついたり水かけたりしてたそう。)ではなくて、そんなソクラテスを支えた良妻との相性がよいんでしょうね。。。