春を感じる暖かさと晴天に恵まれて、一足早い桜と、鹿児島の幸を堪能させていただいてます。という、自慢&ドヤ!エントリーです。ごめんなさい。
色々偶然が重なった初日だったのですが、今回は色々な気づきが満載の旅の初日でした。
今日出会った多くの人に共通するのですが、身よりもない土地にえいや!と移住したり、お店を持ったり、と自分の「好き」を信じて生きる「覚悟」を決めた人というには、じわじわとした底力を感じます。
NAGAYA TOWER
午前中に研修を終えて、みんなで会場の目の前のカフェ(Cafe Lakan)に行ったのですが、実はそこはかねてから機会あれば行ってみたかった、NAGAYA TOWERというホスピスなどを運営している病院が経営している多世帯シェアハウス。
僕も60人で共同生活していて、利害関係のない人たちが同じ屋根の下で暮らすというコミュニティ生活には慣れて来てはいますが、それが、子どもからお年寄りとなると、まだまだ想像し得ない領域です。
ただ、東京に限らず、コミュニティの再生や新しいコミュニティのあり方を模索するための活動や必要性はどこも同じで、特に医療や高齢化を視野にいれた、共同住宅のあり方というのは、とても興味深いです。
カフェから広がる世界
その後、以前友人のタイムラインで偶然みつけて鹿児島来たときは立ち寄ってみようと思ったカフェ「Coffee inovate」も 散歩中偶然発見。オーナーの方にお話を聞く機会があったのはラッキーでした。
このカフェに興味をもったのは、「イノベる?」と書いてあるこの記事。
ちょっと小生意気に 「街づくり」について考えてみる。
「街づくり」といっても、行政による再開発、鉄道会社の駅ビル、郊外のショッピングモール、ファッションビル、都市計画、街づくりプロデューサーなる怪しい人、マーケティングを駆使した資本による街づくり。とかではなく単純に何かやろうという個人が勝手に集まり 自分の好きなものを披露したら自然に出来る街づくりだ。
まさに、それを体現している場所で、このカフェを起点に、隣にスケートボードショップ、奥にファッション、ライフスタイルショップがある。みんな若い人が運営していて、まさに、街を作るのではなく、小さなお店をもつことから、それがやがて集まって街ができあがる。そんな「好き」を身の丈に集合体にしたような新しい街づくりのアプローチや芽を感じさせる場所でした。
カフェオーナーの濱野さんに紹介していただき、奥のライフスタイルショップの「MARCHESTRA」の宮前さんにもお話を聞くことができました。
東京でキャリアを積んだ方が、LCCで旅費も安くなり、家賃や物価、お店の賃料などもとても現実的なこちらでお店を営むのは、とても自然な選択肢にも思えます。
加えて、自分の場を持つと、出会った人との縁やつながりがより深くなる気がします。どこどこに勤めている○○さん。というよりは、どこどこでお店をやっている○○さん。
その覚悟と行動力はなによりもの信頼を担保しています。誰にでもできることではないですが、そうした生き様の集合体が街やコミュニティになっていくのでしょうね。
ペチャクチャナイト鹿児島
こちらで2ヶ月に一度やっているペチャクチャナイト。場所もマルヤガーデンズという、D&Departmentが関わられた建物の上にあって、コミュニティの場として「ガーデン」をコンセプトに作られた場所。とても洗練されていて、まさに人と人、人とコト、様々なものが結びつくペチャクチャに最適な場所でした。
8人のプレゼンテーションを拝見したのですが、鹿児島のユニークで身の丈に「好き」を大事に生活している人たちの、本当に楽しそうに生き生きしている話を聞けました。
まだたった初日ですが、本当に気負うことなく豊かに暮らしを創造しようとしている多くの人たち、こんなに短時間で触れられることができて、とても刺激的です。
東京とは違う刺激。思わず、こちらに二地域居住したくなるほど、誘惑満載な旅はまだ続きます。