正解・不正解に囚われた教育の今
本来、子供は間違いをおかすことを怖がらない。間違いを犯すことと創造的であることは同じではありませんが、間違えることを恐れていたら、決して独創的なものなど思いつかない。
しかし、現在の教育システムでは、「間違い」を犯してはいけない。と教えられる。
こうした教育システムは19世紀以降の公教育制度が産業主義社会のニーズから生まれ、また、大学に入ることがゴールのような日本の教育では、独創性や哲学のように答えのない問いのような知性をあまり必要とされなかったことも問題と思います。
その意味では、今一度、なにが「学び」なのか問い直す必要があります。
子供の持つ独創性は教育システムによって削り取られ、<間違えることを許されずに育った子どもたちは本来の能力を失ってしまうだろう>
現代の教育システムを見直さなければ、予測不可能な未来を創造的に発展させる多様性ある人材を育てることはできないでしょう。
でも教育システムへの期待だけでなく、このTEDのように動画を通じて「知性」を共有し発展させる新しい学びの場を生かし、こうしたスピーチをきっかけに世界中で議論する場を開くことも重要な気がします。
まずは、私たち大人が「間違いを恐れずに挑戦する」くらいの気持ちからはじめなければいけません。自戒の意味も込めて。
<創造性は識字能力と同じくらい教育に必要です>
本当にそう思います。
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